自宅で学ぶ決算分析

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決算分析の事例 第13回良品計画 増収と一部の減益

  良品計画の2022年9月1日から2023年5月31日の第3四半期の決算について紹介してみたいと思います。

 まずは、損益計算書上の「営業収益」(「売上高」)と各種損益等および純資産は以下の通りです。

 「営業収益」(「売上高」)と「売上総利益」は増えていますが、「営業利益」、「四半期純利益」および「四半期包括利益」が減っています。

 損益計算書上の損益について営業収益に対する比率で見た方が分かりやすいので、計算してみましょう。1行目の「営業収益」(「売上高」)に対する2行目の「売上総利益」の比率は以下の通りです。

 金額は増えていますが、比率は悪化していることが分かります。

 次に、「営業収益」(「売上高」)に対する3行目の「営業利益」の比率を見てみましょう。

 「営業利益」の「営業収益」(「売上高」)に対する比率も減少しています。

 続いて、「営業収益」(「売上高」)に対する4行目の「四半期純利益」の比率を見てみましょう。

 「四半期純利益」の「営業収益」(「売上高」)に対する比率も悪化しています。

 次に、「四半期包括利益」の「純資産」に対する比率を計算してみましょう。

 純資産に対する「四半期包括利益」の比率も悪化しています。

 セグメント別の「営業収益」を見てみましょう。良品計画は、4つのセグメントに分けています。

 「営業収益」は、各セグメントとも増加しています。次に「セグメント損益」を見てみましょう。

 「国内事業」だけが大きく下げていることが分かります。